車は常に水に当たる物体です。雨は当然。洗車によっても水は必要。
水について考えてみました。
水の成分については検査機関のような測定機器があるわけではないので何の物質がどのくらい含有されているかまでは
分かりません。あくまで個人的見解と推測によるものです。
まあ、小学生の夏休みの自由研究ぐらいに思っておいてください。

使用している測定器は 「マーフィードのTDSメーター」 です。導電率を測定することにより水に含まれる不純物の溶解度を
測定する機器です。水槽の水の管理に使用されるものです。
上の画像はバケツに溜めた雨水を測定しました。バケツに溜まるくらいだと結構強い雨でないと溜まりません。
予想外の結果が出ました。完全な純水です。不純物が一切含まれていません。
みんなで飲んでみました。味気のないただの水です。当たり前ですが・・・。
降り始めの雨には空気中の不純物が溶け込み、このような数値はでないと思われます。
また、黄砂や花粉が降り注ぐ時期などの様に季節によっても変化してきます。
この水をためることが出来、それで洗車できれば車はいつもピカピカです。
なぜか?この後に説明します。

今度は道路に溜まっている水を汲んできました。道行くドライバーが変な顔して見てますが動じません。

道路の雨水は11ppmを示しました。この中に土壌に含まれるミネラル成分の無機物や空気中を浮遊している有機物などの
汚れが含有していると推測されます。
雨の中を走行するとこの汚れがタイヤにより巻き上げられボディに付着します。
付着する部分は大体、車のドアの約下半分。これが乾きます。また雨の中を走行します。これを繰り返すうちに
汚れの膜がドアの下半分の形成されます。
撥水性のコーティングやワックスをかけても、撥水しなくなる部分はドアの約下半分になります。
要するにコーティング上に汚れの膜が出来ることにより撥水性が落ちるわけです。
コーティングが落ちたわけではないのです。

今度はLESTONの水道の水です。
数値は66ppm。洗車に悪影響を与えるカルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどのミネラル成分を含みます。
洗車時に水分を乾かしてしまうとシミとなり洗っても取れない汚れとなります。
お風呂の鏡を想像してみてください。洗っても取れない汚れがありませんか?
水道水を乾かしてしまったためにできた無機質の汚れです。これと同じ症状が車のボディでもできています。
水分は乾かさないように拭き上げるのが理想です。
ですが、キチンと拭き上げしても完全に何も残さずふけてるかと言うと残ってます。多分。
薄ーい無機成分の膜が出来るはずです。
有機汚れは洗車や市販のケミカルで落とせますが無機汚れは落とせません。ので
洗車や雨天走行するたびに車は汚れていくはずです。

続いて自分の実家の地下水を測定しました。
55ppmです。水道水のミネラル成分に鉄分が加わるんで もっと高い数値が出るかと思いきや
意外と低い。鉄分もまた、洗車時にボディに残りやすく、洗車を続けることにより鉄分の膜が出来、それが酸化する
ことにより、ボディが茶色っぽくなっていきますので地下水での洗車はお勧めしません。
色々と書いてるうちに何だか分からなくなってきました。
結論としては
洗車は純水が望ましい。(拭き上げしなくても 何も残らず乾燥するので) でもそんな環境の方はいるんでしょうか?
いくら丁寧に洗車しても 雨天走行するたびに洗車をするたびに車のボディに汚れは蓄積する。
ではどうすればよいか。
一年に一度、当店でメンテナンスを受けてください。
自分では取ることができない有機汚れ、無機汚れを完全に取り去ります。これによって施工直後のツヤと撥水が
復活します。
なんか、最後は営業みたいになっちゃいましたが 当店でコーティングを施工したお客様にはいくらでも
綺麗な状態で乗って頂きたいと思っておりますので。
- 2015/08/01(土) 16:30:03|
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